表面処理

最終更新年月日: 2021年10月1日

 ※本稿は21年6月時点の最新情報を掲載しております。

表面処理の種類

名称ビッカース硬さ(HV)層厚さ(μm)処理できる材質使用例目的・特長備考
亜鉛メッキ3~20鉄鋼薄板
ワイヤ
・防錆、低価格
・外観良くない
ユニクロメッキ1~2鉄鋼・防錆、低価格
・量産品に適する
・美観は落ちるがニッケルメッキの代替
三価クロメート1~2鉄鋼ボルト
ナット
・防錆、低価格
・六価クロムを含有しない
無電解ニッケルメッキ500指定可能鉄鋼
ステンレス

アルミ合金
ガラス
プラスチック
ニッケルメッキができない部品・ニッケルメッキに比べ価格10倍以上
・膜厚管理が容易
・耐食性、耐摩耗性大
・非金属の導体化可能
硬質クロムメッキ100010~30鉄鋼

黄銅
シリンダライナ・耐摩耗性優秀
・他のクロムメッキより高価
四三酸化鉄皮膜
(黒染め)
鉄鋼ボルト
ナット
計測器
・塗装下地
・外観(光沢あり)
・タフトライドより錆びやすい
・四三酸化鉄(黒色)を生成させる。
低温黒色クロムメッキ1~2鉄鋼

ステンレス
精度を必要とするもの
黒染め以上に耐食性を望むもの
・長期の防錆力
・耐食性に優れる
・超薄膜
・低温下処理のため素材への熱による影響がなく、プラスチック、ゴム等との結合部品もそのまま加工できる。
アルマイト(白色)3~5アルミ合金・防食性、耐摩耗性
・電気伝導性がない
・耐熱性
・表面に堅い酸化皮膜を生成させ、酸化皮膜の細孔を利用して着色する着色アルマイトがある。
アルマイト(黒色)5~10同上同上同上

表面処理の外観色