表面粗さ

最終更新年月日: 2021年10月1日

 ※本稿は21年6月時点の最新情報を掲載しております。

表面粗さ JIS B 0031(1994)、JIS B 0601(1994)より抜粋

1. 表面粗さの種類

工業製品の表面粗さを表すパラメータとして、算術平均粗さ(Ra)、最大高さ(Ry)、十点平均粗さ(Rz)、凹凸の平均間隔(Sm)、局部山頂の平均間隔(S)及び負荷長さ率(tp)の定義並びに表示について規定されており、表面粗さは、対象物の表面からランダムに抜き取った各部分におけるそれぞれの算術平均値である。

〔中心線平均粗さ(Ra75)は、JIS B 0031・JIS B 0601の付属書で定義されている。〕

代表的な表面粗さの求め方

参考 算術平均粗さ(Ra)と従来の表記の関係

*3種類の相互関係は、便宜上の関係を表したもので厳密性はない。

*Ra:Ry,Rzの評価長さはカットオフ値、基準長さをそれぞれ5倍した値です。

製図一面の肌の図示方法 JIS B 0031(1994)より抜粋

1. 面の指示記号に対する各指示記号の位置

面の肌に関する指示記号は、面の指示記号に対し、表面粗さの値、カットオフ値又は基準長さ、加工方法、筋目方向の記号、表面うねりなどを図1で示す位置に配置して表す。

図1 各指示記号の記入位置

参考 図1のeの箇所に、ISO 1302では仕上げ代を記入することになっている。

面の肌の図示例

各種加工法による粗さの範囲