国際単位系 SI JIS Z 8203(2000)より抜粋

最終更新年月日: 2021年10月1日

 ※本稿は21年6月時点の最新情報を掲載しております。

1. 国際単位系(SI)とその使い方

1-1. 適用範囲

 この規格は、国際単位系(SI)及び国際単位系による単位の用い方並びに国際単位系による単位と併用する単位及び併用してよい単位について規定する。

1-2. 用語と定義

 この規格の中で用いる主な用語とその定義は、次による。

 (1)国際単位系(SI) 国際度量衡総会で採用され勧告された一貫した単位系。

    基本単位、補助単位及びそれから組立てられる組立単位並びにそれらの10の整数乗倍からなる。SIは、国際単位系の略称である。

 (2) SI 単 位 国際単位系(SI)の中の基本単位、補助単位及び組立単位の総称。

 (3)基本単位 表1に示すものを基本単位とする。

 (4)補助単位 表2に示すものを補助単位とする。

 

表1 基本単位

注(1 ) ここでいう要素粒子とは、原子、分子、イオン、電子、その他の粒子。

 

表2 補助単位

 (5)組立単位 基本単位及び補助単位を用いて代数的な方法で(乗法・除法の数学記号を使って)表わされる単位を組立単位とする。

   なお、固有の名称をもつ組立単位は、表3のとおりとする。

例:基本単位から出発して表される組立単位の例

表3 固有の名称をもつ組立単位

1-3. SI単位の10の整数乗倍

 (1)接 頭 語 SI単位の10の整数乗倍を構成するための倍数、接頭語の名称及び接頭語の記号は、表4による。

表4 接頭語

2.SI単位への切換えで問題となる単位の換算率表

(太線で囲んである単位がSIによる単位である。)